近年日本では災害が多発し災害大国となっています。2011年の東日本大震災以後、大規模災害の復旧現場で2次災害を防ぐため国交省や自衛隊などでも遠隔操作建機の配備が増えています。
先の西日本豪雨でも高速道路落橋の復旧現場で遠隔操作建機が活躍しました。大規模災害の復旧現場では遠隔操作建機の重要性が増しています。
遠隔操作建機は南海トラフが予想される四国でも増備を進めていますが、今のところ保有数は限られています。
災害時は初期対応が重要なので、いざというときにすぐ現場で活躍できるよう自治体ごとに配備することで、より多くの命が救われると言われています。
そこで四国建販では、0.8㎥クラスの320油圧ショベルラジコン仕様をレンタル機として配備することにしました。
まずは愛媛県の松山市からですが、命を守るために早期普及のお手伝いをしていきます。
キャタピラーの新型油圧ショベルは設計段階から遠隔操作(ラジコン)を考慮した設計とし、初のメーカーオプションとして純正採用しています。
これまでのものと何が違うかといえば、まず最初に設計コンセプトから遠隔操作やICT,安全テクノロジーをオリジナルデザインとして標準化することによりコストを大きく縮減することに成功しました。これは普及に向けての大きな進歩です。
前もって受信機を複数の機械に取りつけておけば、災害時に道路が寸断され機械の輸送が困難でも災害現場に最も近い機械に送信機のみを持っていきペアリングすることで遠隔操作が可能となります。
最速で道路復旧することが多くの人の命を救うことが可能となります。
オリジナルデザインの特徴は安全性と生産性の向上にもつながり、
1.ⅰ コンストラクション対応
2.Eフェンス・アシストなどの安全システム対応
3.双方向通信で機械の状態がわかる
などのDX化に対応することができました。
遠隔操作では作業効率が落ち、人が乗っての操作に比べて施工効率が40%以下というデータがありますが、DXテクノロジーを使うことで従来比で施工効率が30%改善されます。
地域密着企業の四国建販では建機販売店としてお役に立てる災害対策に取り組んでいます。
CATコマンドは運転質量20t、バケット容量0.8㎥のCAT320から運転質量92t、バケット容量4.6㎥のCAT395まで10モデルの油圧ショベルをご用意しています。