最近TVやメディアで良く耳にするSDGsとは【Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)】の略称で、2015年に国連サミットで採択された、国連加盟国193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標のことです。
SDGsには17の目標があり、地球環境問題も取り組まなければならない重要な課題です。キャタピラー製品はCO2削減や省燃費運転などエネルギーにおける課題解決のお役に立ちます。そんなSDGsな建設機械であるキャタピラー製品の最新技術の活用事例を踏まえて、お客様の会社経営や工事の入札のお役に立つ情報をWeb低炭素施工セミナーでご紹介。
YouTubeに配信中の動画で前回ご紹介した【vol.1 建設業が直面する重要課題】に引き続き、今回は【vol.2 SDGsとESG経営の重要性】をご紹介!
vol.2 SDGsとESG経営の重要性
↓ 画面クリックで動画を視聴できます!
SDGsへの取り組むことで、低金利の融資であるESG投資を受けることができます。また市町村レベルの工事でもSDGsへの取り組みの可否が工事成績評定時、入札時の成績に影響を及ぼす事例が出ており、すでにゼネコンではSDGs活動の取り組みがマストになっております。
ESGとは?
SDGsの17の目標は、【環境(Environment)】【社会(Social)】【企業統治(Governance)】の3つに分類することができ、その頭文字をとってESGと呼びます。ESGは持続可能な社会の実現に必要な企業の長期的視点を示したもので、このESGへの取り組みが新しい企業の価値判断基準となります。
昨今の自然災害の急激な増加で世界経済が回らなくなっていることから、ESGに配慮した企業にしか投資をしないといった市場の流れがあります。
これをESG投資といいます。ESG投資では環境配慮が重要となり、特に低炭素への取り組みが注目されます。企業のCO2削減が重要課題といえるでしょう。
この流れは大企業だけでなく、中小企業にも当てはまります。実際に環境省が地元の地方銀行や信用金庫に対してもESGを考慮した融資を推奨しており、SDGsの取り組みの有無で、金利差が1%以上差がある銀行もあります。
SDGsの取り組みで工事成績がアップ
SDGsに取り組んでいるかどうかが直轄工事だけでなく、市町村レベルでの工事においても大きく影響を与えます。市町村レベルの工事でもCO2削減活動を評価する事例や工事成績の加点事例が出てきており、ゼネコンではSDGs活動がマストになっております。
こうした工事の入札や工事成績の加点に、Cat次世代油圧ショベルの標準装備であるテクノロジーを活用することが可能です。活用事例は前回の【vol.1 建設業が直面する重要課題】でご紹介しています。
今回は、会社経営におけるSDGsの活用事例と入札・工事評価への影響についてご紹介しました。
特に公共工事の元請け様や協力会社様では、SDGs活動におけるCO2削減運動が工事受注率や完成工事高に大きな影響を与えることがご理解いただけたかと思います。
次回は、Cat次世代油圧ショベルのNETISに登録されている、燃費低減機構について工事成績評価の事例も交えてご紹介します。