キャタピラー社から、後方超小旋回型のミニ油圧ショベルが2モデル発売されました。
今回発売のCat 301.7 CRと302 CR は、「あらゆる現場に、あらゆる用途に、使い勝手を極めたこの1台」をキーコンセプトに、3つの特長である 「1.業界初のテクノロジ、2.運転経費の削減、3.充実の装備」を併せ持った次世代のミニ油圧ショベルとなります。
301.7CR 302CR
3つの特長の詳細は次の通りです。
1.業界初のテクノロジ
(1)オペレータ好みの操作を実現する作業機操作チューニング
ジョイスティックレバーからの電気信号を元に、油圧ポンプの吐出量やコントロールバルブの各スプールの動きを電子制御する次世代型油圧システムを採用しています。
作業機のスピードとジョイスティックレバー反応速度を、それぞれ3段階ずつモニタで変更でき、現場の状況や作業内容、オペレータの技量や好みに合わせた作業機操作チューニングが可能となります。
(2)左手1本で走行操作が可能なスティックステア
左ジョイスティックレバー1本の操作で走行(前後進、左右操向)が可能なスティックステアモードに簡単に切り替えることができます。
現場間移動、ブレード整地作業等が楽な姿勢のまま、左手1本で走行操作でき、作業効率が高まり、オペレータの疲労軽減にもつながります。
(3)レバー操作なしで直進走行できるクルーズコントロール
レバー操作なしで直進走行できるクルーズコントロールを装備しています。
スティックステアモード走行時に、左ジョイスティックレバー前側のボタンを押すとその時の走行状態を維持し、操作レバーを保持しなくてもそのまま走行できます。整地作業や草刈り作業などで高い作業効率を発揮します。
2.運転経費の削減
(1)燃料消費量最大10%低減(当社テストによる従来機比)
「次世代型油圧システム」による各種電子制御、作業内容や走行などに合わせ、それぞれの動作に適したエンジン回転数を自動制御する「パワーオンデマンド」、アイドリング状態から一定時間経過するとエンジンを自動停止させる「オートアイドリングストップ」等により、燃料消費量を従来機と比較し、最大10%低減しています。
(2)メンテナンス費用削減
キャノピ仕様、キャブ仕様を問わず、運手席がフロアごとチルトアップでき、機体内部のコントロールバルブ、油圧ホース、旋回モータ、オルターネータ、バッテリ等各部の点検・整備を容易かつ短時間で行えます。
また、オイル・フィルタ類の交換間隔を延長し、メンテナンス費用の削減に貢献します。
3.充実の装備
(1)ブレードフロート機能
ブレードの自重を利用した整地作業が、簡単なレバー操作で行えるブレードフロート機能を標準装備しています。
(2)クローラ拡幅機構
クローラ幅を変更でき、狭い現場への進入性と作業時の安定性を両立しています。
(3)ブーム背面シリンダ
ブームシリンダをブームの背面に設置。ダンプトラックへの積込み時や深掘り作業時にシリンダの損傷を気にすることなく作業できます。
(4)クラス初のエアコン搭載ROPSキャブ(302 CR)
2tクラス初となるエアコンを搭載したROPS(転倒時運者保護構造)キャブ仕様を302CRにラインナップ、エアコンの風量、温度の設定はカラー液晶モニタのボタン、右コンソールのジョグタイヤルでできます。
(5)使い勝手をサポートする装備
カラー液晶モニタ、パスコードエンジンスタート、ブームスイング用スライドスイッチ、高さ調整機能付きアームレスト、折り畳み走行ペダル、巻込み式シートベルト等使い勝手をサポートする充実の装備品を標準搭載しています。
他にも多数の性能改善が図られています。
ご興味がございましたら、ぜひお気軽に当社もしくは担当セールスまでお問合せください。